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女神の乳房 第28話

2008/04/24 17:33 

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「うっ、あああ……ん……。あっ、あっ、ああああ……」
 激しく首を振りながらのけぞり、十日ぶりに訪れる快感に我を忘れた。シーツをつかんだ両の拳には青い血管が浮かび上がっていた。
「あっ、あっ、く……、狂っちゃうぅ!」
「あなたのここを誰にも渡したくない……」
 くぐもった男の声。指と舌を入り混じらせて交互に責める。
「こ、こんなの……。あっ、だめよっ、だめよっ! うっ、うっ、ううっ!」
 ひときわ大きな声を上げ、身体を弓のようにしたかと思うと、裕美子はぐったりとなった。
 呼吸が乱れ、激しく胸を上下させている。昇りつめたようだが、それでも男が舌を触れさせると、身体は大きく反応した。
 裕美子の股間から顔を上げて大きく息をつくと、男はベッドに横になった。添い寝の形で黒髪を撫でる。放心したような裕美子は、足を開いたまま余韻に浸っていた。
 眠っていた官能を支配する神経が、前回の男の愛撫で目覚めたのか、自分自身でも考えられないほどの昂ぶりだ。例は悪いかもしれないが、新車時に試乗程度しか走ってなく、そのまま中古車市場に並んだ新古車。それが裕美子の肉体ではないだろうか。三十四歳になった今、ようやく慣らし運転を終え、これからその性能を最大限に発揮するのだ。年齢的にも、女として最も脂ののっている時期でもある。
「凄い……。何だか自分の身体じゃないみたい」
 ようやく裕美子は目を開けた。その黒い瞳からは、驚きと悦びの感情が読み取れた。




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「あなたの身体が素晴らしいんですよ」
「ふわふわしてて……、きっとあなたが素敵だから……」
 上目遣いに、媚びるような目つきで言う。
 ふふっ、と小さく笑い、裕美子は男の股間に手を伸ばした。それはまだ充分な硬さを維持していて、今後の期待を熟女に与えた。
 手のひらに伝わるズッシリとした重量感。特別に大きいというわけではないが、火の中に突っ込んであった鉄の棒のように硬く、熱く、そして生き物らしくドクドクと脈を打ち、まぎれもなく男を感じさせる逞しさだ。
「わたしにも……、触らせて……」
 自分でも驚くほど大胆な言葉が唇から飛び出した。言った後、恥ずかしげに目を伏せたが、周りの闇が自分の淫乱な表情を隠してくれているという安心感があった。
 男はわずかに驚きを見せたものの、裕美子の言葉に従ってベッドの中央で横になった。女神と崇めている女の求めだ、嬉しくないはずがない。
 裕美子は手のひらの中にある男の硬直に唇を近づけた。わずかな照明を受け、それは赤銅色に光っている。
 先端からゆっくり口に含み、頬ばっていく。裕美子にとっては久しぶりのことだった。
 ついつい夫のものと比較してしまいそうになるが、今では記憶すら定かではない。長さはどうかわからないが、夫のものより硬く、太い感じはする。小さな口を思いっきり開かなければならない。舌を絡ませ、柔らかい裏側の筋をなぞってみた。
「うっ……、ああ……」
男がうめくように言う。ピクッと裕美子の口の中で動き、さらに硬さを増したようだ。
 久しくしたことのない愛撫に不安だったが、男が悦んでいる姿が裕美子には嬉しかった。
 いったん口から出し、先端をチロチロと舐めた。透明な液がじわっと湧き出てくる。男が悦んでいる証拠だと確信した。甘美な味に身体が震え、襞が息づく。花芯からたっぷりと蜜が溢れ出すのを、裕美子は自覚した。再び身体が昂ぶり始めている。
「あ……、素敵だ、裕美子さん……」
 女神の愛撫に、男は夢の中にいるような声で喘ぐ。
 もう一度全体を口に含み、激しく上下に動かした。男のものは裕美子の口の中ではちきれそうなほどになった。
(欲しい、早くこれが欲しい)
 貫かれたい思いがこみ上げてくる。舌での愛撫で一度は絶頂を迎えたが、やはり突き上げられる悦びとは比べものにならない。
(この人とならどんな冒険もできそう……)
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 裕美子は愛撫をやめ、男の上に跨った。味わえるだけの快感を味わってみたい、そう思ったのだ。
 男のものを握り、自分の蜜壺に導いた。ゆっくりと腰を落としながら男を受け入れる。充分すぎるほど潤っていたので、あれほど大きいと感じていたものが、すんなりと根元までおさまった。
(ああ……。もう、満たされてるぅ……)
 先ほどの口いっぱいに頬ばったときとは違った感触だった。軽く腰を上下に動かし始めると、男の手に乳房をつかまれた。下から上にもちあげるように揉まれ、乳首を指で転がされた。
(男の人の上に跨ってるわ……、ああ……、わたし凄いことしてる……)
 自分の淫らな姿を想像してしまう。
 男も裕美子の律動に追随するように、腰を円運動させた。壁面が刺激され、うっ、という声とともに裕美子は身体を震わせた。身体を半分起こした男は、ベッドに手をついてさらに激しく動いた。
「あっ、ああっ! いいっ、いいわぁ!」
 豊かな黒髪が乱れ、のけぞって張り出した乳首を吸われる。硬い先端が奥まで届き、身体が勝手に舞い上がりそうだ。
「ううっ! あ……、う、ああああっ!」
 恥ずかしい声が洩れ、頭の中が真っ白になる。身体がねじれるほどの強烈な波が襲ってきた。
 裕美子は自分自身を支えきれなくなり、首を振りながら男にもたれかかった。背中をつたう汗が、豊潤な匂いをかもし出す。
「裕美子さん、素敵だ……。いいよ……」
 腰を突き上げられながら耳もとで囁かれた。裕美子の体内で大きな爆発が起こり、堰を切ったダムのように快感が流れ出してくる。
「あっ、ぐうっ! あああっ! ひ、ひぃ……」
 目がくらむような快感に、裕美子は身体が巻き上げられそうな気がした。必死で男の身体にしがみつき、思わず爪を立てる。
 背中に廻された男の腕にきつく抱きしめられ、息苦しさと同時に陶酔感が裕美子を襲った。
「ああ……ん……。はあっ、はああぁ……」
 成熟し、艶かしく彩られた裕美子の吐息が、喘ぎに混ざって甘く切ない響きを放つ。張りつめた白い肌は興奮で紅く染まった。
 水晶のような女神の汗が、流れ星のごとく輝きながら優美な曲線にそって流れ落ちる。
(何これっ。凄いぃ……、前の時よりもずっと凄い……)
 怒涛のように押し寄せる悦びに身を任せているだけなのだが、興奮で喉がカラカラになる。

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