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女神の乳房 第20話

2008/04/08 17:41 


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 男の手がバスタオルを剥ぐと闇夜の蛍光とも思える裕美子の裸身が浮かび上がった。
 ほのかに匂いを放つ裸身。湿り気を帯びた熟女の肌が男の乾いた肌に触れる。男は唇を合わせたまま裕美子の身体を抱き上げた。軽々としたしぐさに逞しさを感じ、男の首に手を廻した。
 机の上の薄い明かりを頼りに、男は裕美子をベッドに降ろした。
「裕美子さん、ありがとう……」
 裕美子の髪を撫でながら言った。優しくいたわるような態度に、裕美子も恋人同士になったような気分にさせられていく。
(あなた……、ごめんなさい。この時間だけはあなたの妻ではなく、三十四歳の一人の女に戻らせて下さい。明日からはまた貞淑な妻でいますから……)
 夫に悪いと思いながらも裕美子は自分から男を抱き寄せ、その重みを受け止めた。
 久しく感じたことのない重量感だった。放たれた矢のように、彼女の気持ちは男へ向かってまっすぐに飛んで行くのだ……。
 


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 唇が首筋を這い、汗ばんだ手のひらが乳房に触れる。ゆっくりと、ゆっくりと柔らかさを噛みしめるように揉まれた。
「あっ……ん!」
 鼻にかかった甘い声が裕美子の口から洩れる。両の乳房が男の手に包まれ、桜色の乳首を吸われた。舌の動きにあわせて女体がピクピクと震える。痺れるような感覚とともに、泉から蜜が溢れ出るのを感じた。乳首を軽く噛まれたわずかな痛みに、
(これは夢じゃないんだわ。現実なのよ)
 愛撫の中、裕美子は実感した。
 男の匂いと肌の感触、柔らかな愛撫、そして熱い下半身……。すべてが現実に起こっていることだった。
 わき腹からへそのあたり、腰のまわりまで男の舌は丹念に這う。跡がつかないほどの強さで、自分の痕跡を裕美子の身体に残していくようだ。
 唇が下半身へ下がって行くにつれ、裕美子も少しずつ足を開いた。太ももからふくらはぎ、白く引き締まった曲線に沿って舌が動く。
「とってもきれいだ、裕美子さん」
「嬉しい……」
 最も自信をもっている部分を誉められ、素直に喜んだ。
「あっ、そんなとこ……」
 裕美子が言ったとき、男は足の指を口に含んでいた。一本一本味わうようにしゃぶり、指と指の間を舐める。
(きちんとマニキュアを塗ってきて良かった……)

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 乳首を吸われる時と同じような快感があった。身体が震え、思わず声が出てしまうほどだ。そんな部分が感じるとは思ってもいなかったので驚きもあった。舐め終えた男は、裕美子の足首をつかんで、ゆっくりと開いた。
「あっ!」
 と声を上げ、裕美子は自分の顔を手で覆った。
 分かってはいたし、期待もしていたが、いざ足を開かれるとやはり恥ずかしい。自分の秘所をじっと見られていると思うと顔から火が出るようだ。
 ヌルッという感触とともに、身体に電流が走った。男の舌が触れたのだ。上下への舌の動きで濡れて光る真珠を刺激され、両の乳房を揉まれた。熟れた牝の匂いに男の呼吸が荒くなっていく。
「いい匂いだ……」
「いやっ!」
 手で顔を覆ったまま裕美子は叫んだ。
(男の人に舐められてるっ! 舐められてるんだわっ!)
 夫にさえもほとんど舐められたことがない、それも忘れるくらい前のことだ。男の愛撫は巧みなだけでなく、裕美子の身体を高価な宝石のように大切にあつかってくれる。
 肉襞を押し開かれ、舌が奥まで侵入してきた。溜まっていた蜜を吸われる音が少しずつ裕美子から羞恥心を奪っていく。熱い液体が太ももをつたっている感触がした。
「ああ……、素敵っ」
 嵐の中で波に揺られる小船に乗っているように頭がぐらぐらした。何かに掴まっていないと放り出されるようだ。シーツをつかみ、自然に身体が反り返る。堅くした舌先で突起を突っつかれるだけで、全身に痺れのような快感が走る。
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「あっ、ううううっ……」
 泣くような声を上げ、イヤイヤでもするように首を振る。裕美子の身体を熟知しているわけでもないのに、男の舌は的確に敏感な部分を探りあて、ゆっくりと責めてくるのだ。
「すごく敏感な身体だ……、特にココ……」
 ピチャピチャと蜜の音をたてながら男は言い、真珠を二本の指で挟んで軽く振動させた。
「ううっ!」
 あごを突き上げ、身体をのけぞらせた。ゆるやかな振動が快感となって全身に行きわたる。
(凄い……。これがめくるめく快感……なの?)
 無意識のうちに、裕美子は自分の股間にある男の頭に手をやっていた。もっと強烈な快感を求めていた。
 男は突起を指で挟んだまま、舌で掃くように、あるいはすぼめて突くようにとかわるがわる責めてくる。
 喜悦の中で、こんな悦びを放棄していた自分を悔いた。この悦びを得るために男を求める女たちの気持ちがわかったような気がした。
「はあっ!」
 白い肉体が波を打ち、乳房が弾む。全身を包んだ炎が、蝋のような自分の身体を溶かしていくようだ。呼吸が乱れ、鼓動が勢いを増す。
(だめ、だめ、死んじゃうわっ! ああ……、死んじゃうぅ!)
 下半身の感覚が麻痺していくが、中心の一点だけはいっそう敏感になっていく。これ以上ないほど盛り上がった真珠は、男に息を吹きかけられるだけで脳髄まで突き抜けるような快感を発するのだ。
「ああ……、だめ……。もう、だめ……」
 苦しそうに裕美子は喘ぐ。
 眉間にしわを寄せ、額から頬をつたう汗がベッドに落ちる。細い首にかけられたネックレスが、明かりの加減で時おり妖しい光を放つ。
(早く来て欲しい……。早く……、でないとわたし……)




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