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金色の背徳 第39話

2009/04/07 21:34 

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「はあッ……ん、今夜は、ずっと、ずっとしていたいぃ!」
 甘えるように言うと、涼子は駿策ともつれ合ったまま、セミダブルのベッド上を一転した。
「涼子さんが望むだけ付き合いますよ。僕だってそのつもりですから」
 上になった駿策は、軽く唇を合わせて上体を起こした。涼子の足首を掴んでグイッと開くと、二人の結合部が露出する。
「いやあ、駿策さん……!」
 火口のように煮えたぎる淫裂を直視され、忘れていた羞恥が蘇った。
 何度も蜜戯を重ねて、屋外プレイまで体験した相手だが、それでも恥じらいの気持ちは捨てきれない。
 根元まで収まった彼の硬直がゆっくり、彼女を焦らすようにゆっくり抜かれていく。そして一瞬の空虚の後、猛烈な勢いで侵入して来た。
「はッ、あうッ!」
 蜜壷が爆発したような衝撃が涼子を襲った。
 じりじりと後退し、凄いスピードで差し込まれる。この淫らな緩急に、熟女弁護士の官能は破壊されそうだ。
「おお……! あッ、あッ! ひあッ……んんん!」
 熟れた雌の嬌声と、若い雄の咆哮が交互に響く。抜き差しの感覚が短くなり、肉体のぶつかる音が大きくなった。
「……わ、わああッ! あ、あわぁ! だ、だめ、だめぇ!」
 テンポ良い律動が彼女を二度目のクライマックスへと押し上げる。張り裂けそうな悦びとは裏腹に、四肢の感覚は薄らいでいく。
「く、ふうッ!」
 それでも涼子は最後の一線で堪え、人差し指を口に咥えた。あまりの声の大きさに自分でも驚き、指を噛むことで耐えようとした。
「はふぅ! は、ああッ! は、ふう、はうぅ……」
 女弁護士は眉根を寄せ、下あごを突き出した。
 これ以上ないほど肢を大きく開いた卑猥な姿勢、その中心部を目がけて駿策は容赦なく抜き差しを加える。
 喉がカラカラに渇き、声もかすれてきた。呼吸もままならない快楽の渦に、息苦しささえ覚えた。

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「涼子さん……。我慢しなくても、いいですよ……。僕たちがこうしていることは誰も知らないし、誰にも知られることはない……」
 絶え間ない激しい動きに、駿策も息を乱していた。涼子の中で暴れる彼自身も、今にもはち切れそうなほど膨張している。
「は、あッ、ああッ! は、恥かしい……、ああんッ!」
 指を噛みながら涼子は首を振った。
 諦めていた駿策との再会、そして肉の悦び。姪の夫との情事という背徳感だけでなく、仇敵玲緒奈の鼻を明かした快感が、戦慄にも似た喜悦で彼女を包む。
 駿策はいったん動きを止め、涼子に重なった。彼女の首筋に顔を埋め、荒い息を吐く。
 熟女弁護士は白い腕を彼の背に廻し、腰に両の太ももを絡め、しっかり足首を組んだ。もう二度と離したくないという意思表示だった。
「駿策さん、好きよ、愛してるわ……」
 耳たぶを舐めるようにささやき、蜜壷を収縮させる。鋼鉄のごとき硬直が、激しい脈を打っているのが下半身から伝わってきた。その形までもが、はっきりと涼子の脳裏に浮かび上がった。
「涼子さん……」
 駿策に唇を塞がれ、再び涼子は歓喜の渦に引きずり込まれた。
 身体を密着させたまま、彼がローラーのように動く。汗にまみれた肌が溶け合い、淫猥な音を奏でる。たわわな双乳が重みに押し潰されるが、薄桃色の乳首はそれに反発するように屹立した。
「ああ……、あ、愛してるわぁ……、駿策、さぁん……!」
 彼の愛撫ひとつひとつで、涼子は官能の階段を一段ずつ上っていく。あと一歩で頂上まで達する、熟れた肉体がそう叫んでいた……。

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